★YUBAメソッドの奥義:ミックスボイス獲得に向けて★
2013年にインストラクタ試験を受け、同年7月に
「YUBAメソッド認定Voiceインストラクター」資格を取得しました。
世界的な権威である弓場徹教授が創案された基本発声法、それが【YUBAメソッド】です☆
さまざまなジャンルで応用が効きますが、ジャンル『詩歌吟詠』としては
ワタシが初めてのインストラクターとなりました☆
これは、誠に名誉なことであり、ワタシ自身も
大きなステータスを戴いたということになります。
そもそも、ワタシが所属する詩歌吟詠の世界においては、
特別な権限や権威を持った「吟声インストラクター」などと呼ばれる人がおりません。
皆さん、それぞれの流派流統により、個別独自な方法で展開されており、
実に千差万別な内容が氾濫しております。
斬新な切り口で展開する【YUBAメソッド】が果たして
吟詠界で市民権を得ることができるか・・・・?
これは、ワタシの双肩にかかっている!・・・
とずいぶん皆さんから励ましの言葉をいただくのですが
これはまた大きなプレッシャーでもあります(;^ω^)汗
本当は、この【YUBAメソッド】がどのジャンルにも通用する基本発声であるのに、
皆さん、ずいぶんと勘違いをされています。
理論を学び、実践的にトレーニングしようとするのが、【YUBAメソッド】です。
【YUBAメソッド】では、まず、オモテ声とウラ声という二つの声区があることを学び、
特にウラ声をつかさどる「輪状甲状筋」という歌う筋肉を鍛えます。
吟詠界では、オモテ声を使い、ウラ声は出さないように指導されています。
ウラ声とは、ひっくり返った声、弱弱しい声というイメージが邪魔をして、
一切、ウラ声を出す稽古などしないわけです。
ところが、オモテ声を張り上げる詩吟の発声は、時として喉を傷めやすい。
ウラ声をつかさどる輪状甲状筋を鍛えて、喉の筋肉バランスを整えることは、
天才の喉、天賦の歌声の要素ともいえる
理想のミックスボイスへとつながるキーワードとなります。
それを理解して実践的にトレーニングしようとするのが、【YUBAメソッド】です。
ところが、今まで弱かったウラ声をつかさどる輪状甲状筋を
特化させてトレーニングするあまり、
実は、喉の筋肉バランスが一時的に崩れてしまう時期が、人によってあります。
地声を張り上げているときの方が声にボリュームもあったし
迫力もあったと悩む時があります。
これが、【YUBAメソッド】における誤解です。
これが壁ですので、しっかりと乗り越える必要があります。
オモテ声をつかさどる「閉鎖筋」・「声帯筋」を特化して鍛える
新しい「反転母音」aeという発声で、裏声にオモテ声を積極果敢に混ぜるトレーニング
これにより、吟詠界に市民権を得ることができる突破口ができました☆
鍛えた「輪状甲状筋」と「閉鎖筋・声帯筋」・・・
これらは実は、互いに仲の悪い(拮抗した)喉の筋肉なんです!
これら拮抗した筋肉をサポートする協力筋が作用することで
活性化した理想のミックスボイスが生まれます☆
この域に達してくると、詩吟に応用が効いてきます。
それまでのプロセスは辛抱してトレーニングを続ける時期となります。
どうぞ、皆さん、ワタシもお手伝いしますから、【YUBAメソッド】で
理想の一生ものの声を獲得しましょう☆
ファイト!!!
澄 誠
shioyan